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心臓病が気になる方 夏の夜にご用心

心臓病が気になる方 夏の夜にご用心

夏の夜は脱水によっておこる熱中症だけでなく、心筋梗塞にも注意が必要です。夜間に急性心筋梗塞の発症数が他の季節と比べて増加することが明らかになったからです。

心筋梗塞は心臓で起こる病気です。心臓に栄養を送る血管(冠動脈)に動脈硬化があることで急性心筋梗塞は発生しやすくなります。動脈硬化とは血管が硬くなった状態です。また、動脈硬化があるとプラークと呼ばれるコブができやすくなるので、血管の内腔が狭くなってしまいます。このため血流は悪化するのですが、血流が悪化すると血管内では血液の固まり(血栓)ができやすくなってしまいます。血液の固まりができると、これが“栓”となり血管を塞いでしまいます。もし、この血栓が心臓に栄養を送っている冠動脈を塞いでしまえば、心臓の細胞に必要な栄養や酸素などが運ばれなくなくなります。このため心臓の細胞は機能できなくなり、心臓は停止し、命の危険にさらされてしまうということになります。

夏の夜は、脱水予防として、お風呂上りや寝る前にコップ1杯の水を飲みましょう。また、普段から良い血流を維持しておくことで、血栓ができにくい体内環境をつくりましょう。

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