-生薬エキス濃縮機のエバちゃん【後編】-
こんにちは!今日は生薬エキス濃縮機のエバちゃんのメンテナンスについてのお話を聞かせていただけるんですよね。
松ちゃんこんにちは!そのお話をする前に松ちゃんに質問だ。私達製造現場の人間がいくつか大切にしていることがあるんだけどそれは何だか分かるかな?
うーん何だろう?高い品質ですか?
いいね!今日まで製造現場を取材しているだけあるね!そう、高い品質の製品を提供する事だ。確かにそれも大切にしているものの一つなんだけど、もう一つあるんだ。
「高い品質」以外に大切にしている事・・・?わかった!製品に愛を込めること!
ははは!そうだね!愛と想いはしっかり込めているつもりだよ。でももっと基本的なことだ。降参かな?
絶対に愛を込めることだと思ったんだけどなぁ。答えは何ですか?
それは「安定供給」だよ。
「安定供給」?
そう「安定供給」だ。製品を必要とするお客様が必要と思った時にちゃんとお店に製品があること。そのお店も製品が必要な時に私たち和漢薬研究所からちゃんと製品が届くことさ。
え?そんなの当たり前じゃないの?
そう思うよね。普段僕たちは当たり前にモノがある生活をしているけれど、実はそれは「守られた」当たり前なんだ。
「守られた」当たり前?
そう。製品を作るには原料が必要だ。またエバちゃんに代表されるような原料を加工する機材も必要だし、完成したお薬を詰める袋や箱などの資材も必要だ。一つの製品が出来上がって手元に届くまでには実はいろいろな工程を経ているわけだ。
確かにその中のどれか一つに不具合や問題が発生したら製品として完成しなくなりますね。
まさにその通り。特に医薬品の品質は高いレベルに定められた一定の水準を満たす必要がある。さらに「安定供給」には製品がちゃんと完成して手元に届く以外の意味も含まれるんだ。何か分かるかな?
製品が一定の水準を満たしていて、ちゃんと届く以外の意味?何だろう?
答えは「価格の安定」だ。
確かに!安定して届いていて、一定の水準を満たしていても前回購入したものと比べて価格が10倍になっていたら買えませんものね。
そうなんだ。昨今の原油価格の上昇や、各種材料の高騰によってやむを得ず価格を調整せざるを得ないという事もあるのだけれど、企業は可能な限りコストを抑える努力が必要なんだ。
和漢薬研究所としてはどのような取り組みをしているんですか?
それが冒頭のメンテナンスの話につながるんだ。製品を作るのに様々な装置や機械が関わっているのはずっとお話ししている通りだね。その装置も当然メンテナンスが必要なんだけど、今和漢薬研究所ではそのメンテナンスに関わるコストを抑える取り組みをしているんだ。
ここでようやく今日の本題ですね。
前振りが長かったけど、大切にしている部分だからね。では具体的にどのような取り組みをしているのかと言うと、一つの例がエバちゃんの自社メンテナンスだ。
自社メンテナンス?
エバちゃんと一言で表しちゃってるけど、その実態は複雑極まりない機械だ。部品も数えきれないほど沢山ある。エバちゃんが本来の機能を発揮するためにはそれら数多くの部品がちゃんと動くように定期的なメンテナンスが欠かせないんだ。そのメンテナンスをまるごと全部外注していたら大変な費用がかかる。かかった費用は結果として製造コストとして重くのしかかってきて、ゆくゆくはお客様へ提供する価格にも影響しかねないんだ。
そこで自社メンテナンスという事ですね。その際どういうところに注意されましたか?
社内で行ってコストを削減するからと言って製品品質が落ちたり、製造計画に影響が出てしまったら元も子もないから、とにかく入念な準備と余裕を持ったスケジュールの調整を実施したよ。製品品質を維持しながら外注に劣らないメンテナンスクオリティを実現させるために僕を含めた生産管理課の社員は講習会への積極的な参加もしたし、技術系資格の取得もしたね。例えば僕は三つの技術系国家資格を取得したよ。
ぎ、技術系国家資格・・・・名前だけでもう難しそう。しかも三つも。
会社全体で資格取得や製造現場のスキルアップを推進する、そういった雰囲気があるから孤独な勉強ではなかったよ。諸先輩方にも技術関係の有資格者や製造現場での製造業務経験者がいるのでフォローの体制もばっちりさ。
自社メンテナンスって簡単な言葉に聞こえますけど、その内実は入念な準備と技術に裏打ちされた取り組みなんですね。
そうだね。和漢薬研究所の製品を必要としている人に安定して製品を提供するために見えないところで今日も創意工夫をしている人たちがいることをぜひ覚えてくれると嬉しいな。
はい!今日はありがとうございました。またお話を聞かせてください!
また取材においでね。次は和漢薬研究所のクールビューティ冷凍庫ちゃんの中でお話ししよう!
あ、暖かくなったらまた来ますね~!