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腎臓の健康寿命をのばそう!

若い方の悩みと歳を重ねてからの悩みは違いますよね。若い頃は、心の悩みが多いように思いますが、歳を重ねると、だんだん体の悩みへ移っていきます。代表的なのが「トイレ問題」です。「今日は快便だった」と口に出して言わずとも心でウキウキしたり、「夜にトイレに起きなくてすんだ」などと朝起きた時に嬉しかったり・・・。些細なことのようですが、これが歳を取ると関心事だったりするのです。若い頃の愛や恋の悩みはいずこへ・・・。

尿が作られるしくみ

腎臓は「血液の浄化装置」で、血液を材料にして尿が作られます。腎臓には、糸玉のように血管が複雑にからみあってできている「糸球体」があります。この糸球体をつくっている血管は「毛細血管」と呼ばれる血管で、とても細かい血管です。糸球体は「毛細血管で編まれたフィルター」なのです。体重60㎏の成人の血液量は約5ℓありますが、全ての血液が心臓から1分間の間に全身へ送り出されています。このうち腎臓へ送られる血液の量は20~30%ですから、腎臓では1分間に1ℓ以上の血液を受け入れることになります。腎臓はそら豆の形をした握りこぶしくらいの大きさの一対の小さな臓器です。この小さな臓器で、大量の血液を常に浄化しているのですね。

フィルターでコーヒーを濾すときをイメージしてください。ここではフィルターが糸球体にあたります。フィルター上に残ったコーヒー豆のカスが赤血球やタンパク質などの大きな成分です。大きな成分はそのまま血液に戻されます。フィルターの下に落ちたコーヒーは「原尿」と呼ばれるものです。

この原尿が次に通過するのが「尿細管」です。尿細管は「リサイクル工場」です。必要な物質を再吸収してリサイクルします。尿細管の周囲にも沢山の毛細血管があります。原尿には「利用できる物質」と「不要な物質」が混在しています。尿細管では、「利用できる物質」のみを必要な量だけ再吸収していきます。原尿の量は1日分で180ℓ、なんと浴槽1杯分にもなります。このうち尿として実際に捨てられるのはたったの1.5ℓです!つまり、99%は回収されます。本当に不要な物質だけを「尿」として捨てているのですね。

なぜ、歳を取るとトイレが近くなるの?

糸球体は複雑な構造を持ち元々壊れやすいのですが、血液を濾すときに高い圧が糸球体にかかると、長い年月の中で壊れてしまいます。1つの腎臓にある糸球体の数は約100万個だそうですが、加齢と共に少しずつ減っていきます。高血圧や糖尿病があると更にその数は減りやすくなります。困ったことに、壊れた糸球体は元に戻ることはないそうです。

数が減ってしまった『残りの糸球体』ではどのようなことが起きるのでしょう。『残りの糸球体』では、壊れた糸球体の分の仕事もこなさなければなりませんので、仕事量が増大します。このためエネルギーが必要になります。エネルギーを産生するために酸素を利用すれば、それだけ副産物である「活性酸素」が発生します。この活性酸素で酸化ストレスが増せば、血管はサビやすくなります。血管がサビてしまえば、血液を上手く運ぶことができなくなります。このため腎臓では、血液が「虚」して、酸素不足に陥ります(腎虚血)。

一方で、尿細管の周辺にある毛細血管でも血流低下が起こり、酸素不足が起こります。この酸素不足で細胞死が引き起こされます。腎臓が損傷をうければ、腎臓の線維化が起こります。線維化とは臓器が硬くなることです。腎臓が硬くなれば、尿細管の血流は更に低下し、「腎虚血」は悪化します。

加齢とともに、腎臓の機能は低下します。つまり、トイレの回数が増え、夜中でもトイレに起きるようになるのです。

腎臓にとって「酸素不足(腎虚血)」は大敵であることをご説明させて頂きました。腎臓の健康のためには、「良い血流」を維持して酸素不足を防いであげましょう。有酸素運動、筋力運動などがお勧めです。

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