-松ちゃんと製造部長 -赤松葉採取編①-
クマササ葉採取と計量の取材を無事に成功させた松ちゃん。
次なる取材は松寿仙の主原料の1つ赤松葉。果たして今回も成功させられるのでしょうか?


赤松葉の取材でやって来たけど、今日も山奥に来たなぁ。
あの和漢薬研究所の自称有名人の製造部長さんとここで待ち合わせしてるんだけどまだかなぁ。
やあ松ちゃん!今日もいい天気だね!今日は赤松葉に関して聞きたいことがあるんだって?何でも聞いてよ。何てったって僕は群馬の福〇雅〇だからね!


とりあえずよろしくお願いします!(もう福〇雅〇って言いたいだけじゃ?)
さて、今日松ちゃんにこんな山奥まで来てもらったのは他でもない赤松葉の採取の現場を見てもらうためだよ。


赤松葉!知ってる!松寿仙の主原料の1つだよね!
お、さすがは松ちゃん予習もばっちりだ。
本草綱目という450年ほど前の本によると「松を服して強壮になり、歯を固め、目や耳をよくし、痩をなおし、久しく服すれば身軽く不老延年す」と書いてあるんだよ。


すごいことが書いてる!もう赤松葉だけでいいんじゃないの?
ハハハ松ちゃんは正直だな。
でもね、複数の生薬が組み合わさることでより良い効果を得られるのが松寿仙の不思議ですごいところなのさ。


なるほどそうなんだね。不思議だなぁ。
さて本題の赤松葉の採取についてなんだけど、アカマツは大体高さ25メートル、幹の太さは直径120センチ程になると言われているんだ。


えーそんなに大きいの!?じゃあ赤松葉はどうやって採取しているの?
もしかして今から25メートルの木に登らなきゃいけないの?
ゾ~~僕、高いところ苦手なんだ~。
ハハハハ、大丈夫だよ松ちゃん。赤松葉は主に間伐材から採取しているからね。


間伐材?間伐材って何?
まずは間伐材が何なのかと言うところから説明しなきゃいけないね。
簡単に説明すると間伐材とは森や林の健全な成長のためにあえて木を切る「間伐」という作業の工程でできた木材の事なんだ。
色々疑問に感じると思うけど詳しくはまた取材に来た時に話してあげるね。


なるほど。そういう作業があるんだね。どうして主に間伐材から採取しているの?
自生しているアカマツでも、間伐材のアカマツでも元は同じ場所に生えている同じアカマツだからね。松ちゃんが心配していたように高いところで採取作業をしなくてもいいし、作業効率とか色々都合が良いんだ。


木の幹はいろんな材料になるけど葉の部分は捨てられちゃうもんね。
これって今よく耳にするSDGsにも繋がっててエコ的な側面もあるんだね。
SDGsという言葉ができる前からやってるからね。
環境に関する意識は高いと自負しているよ。


僕はとにかく高い木に登らなくていいって分かってほっとしたよぉ。
よぉーし、じゃあ早速赤松葉の採取体験だ!
ちょっと待った!採取を始めるのはまだ早いよ。


どうして?こんなに沢山あるんだから早くやらないと日が暮れちゃうよ!
その気持ちはよく分かるよ。
でもね、この松葉が本当に赤松葉なのかどうかを確認しなくちゃいけないんだ。


え!?松葉って赤松葉以外にもあるの?
そうだよ。一口に松と言ってもアカマツ、クロマツ、ゴヨウマツと主に三種類の松が日本には自生していて見た目ではほとんど判別できないんだ。


そうなんだ。三種類もあるなんて知らなかった。でも見た目で判別できないってことはどうやって調べるの?かじって味で調べるとか?
さすがにその発想はなかったよ。松ちゃんって天才なのかもしれないね。
正解は赤松葉の断面を顕微鏡で見て確認してるんだよ。


えー!じゃあ現場に顕微鏡をもってきてるんだ!
その通り!現場には顕微鏡を持ち込んでいるよ。
現場で採取する松葉の断面を見れば確実に確認できるからね。


そこまでやって確認してるんだ。すごいなぁ。
安心安全な商品の提供はメーカーの義務だからね。
放射性物質の検査も実施して基準以下であることを確認しているよ。


(やっぱりこの人すごいんじゃ。。。)
安心安全って大切だよね。
お客様に対して真摯に向き合う姿勢は企業として大切なことだもんね。
僕ら製造現場の社員はお客様や販売店の先生と直接関わることは少ないのだけれど、安心安全の製品を安定してお届けするという重要な仕事を担っていると自負しているよ。 こうして松ちゃんが取材してくれるおかげでこのことを知ってくれるお客様や先生が増えると嬉しいな。


そう言ってもらえると嬉しいです。僕もより一層取材頑張ります!
(やっぱりこの人すごい人なんだ、感動!)
おっと、もうこんな時間だ。次の取材ではより詳しく赤松葉採取とそのあとの作業についてお話しするね。


はい!是非お願いします!
松ちゃんも僕から取材できて嬉しいでしょ?
僕は何てったって群馬の福〇雅〇だからね!


感動を返して下さい!