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恐怖の心不全パンデミック

コロナパンデミックと言えば、COVID-19(コロナウイルス)によるウイルス感染の世界的な流行のことですよね。では、「心不全パンデミック」とはどういう意味でしょう?コロナパンデミックと同様に、心臓にウィルスが感染することで、心不全になりそれが世界的規模で流行するということなのでしょうか? いいえ、どうやら違うようです。同じ“パンデミック”でも、こちらは感染とは関係ありません。日本では人口減少が続いていますが、一方で、心不全の患者数は毎年1万人くらいの割合で増えていて、危惧する状態です。パンデミックの「パン」は「全て」、「デミア(デミック)」は「人々」という意味です。

「心不全パンデミック」とは、このような危機を背景に生まれた言葉のようです。

心不全はどのような病気なのでしょうか?

心臓は握りこぶし1個分くらいの大きさで、心筋という筋肉でできた臓器です。心臓の働きは、全身に血液を送ることです。心臓が「不全」に陥ることで、全身に血液を送ることができなくなります。つまり、血液というライフラインを失った体は死に至るということを意味します。現在、心不全は死因別統計で2位になっています。ちなみに、1位はがんです。

心不全は末期になってしまうと、体調やADL(日常生活動作)が非常に悪くなります。心不全の原因は、主に「心臓の病気」や「高血圧」、そして、「加齢」です。もし、心臓の病気をお持ちなら早めに治療しましょう。また、高血圧にならないよう気を付けましょう。もし、高血圧になったら放置せずに治療を受けておくことが大切です。

今からできる予防は?

心不全の原因のひとつは「加齢」ですが、「加齢」は避けられませんよね。では、今からどんなことに気を付けておけば良いのでしょう。

動脈硬化になれば、「血管内皮細胞」という細胞が障害されます。「血管内皮細胞」はタイルの目のように隙間なく並び、血液と直接触れている「内膜」を構成しています。「血管内皮細胞」は体内最大の内分泌器官で、血液を流すために必要なさまざまな物質を分泌しています。もし、「血管内皮細胞」が障害されると、それらの物質の分泌は低下し、血流は悪くなり、血栓ができやすくなります。心臓は動脈硬化の好発部位ですので、このようなことが容易に起きやすくなります。

一方、動脈硬化ができる過程で、「免疫細胞」は活性化します。また、動脈硬化により肥大した内部(プラーク)が破裂すると、その部位を血栓でカバーするために、「血小板」が活性化します。この活性化した「免疫細胞」と「血小板」は、心臓以外の「血管内皮細胞」へも悪い影響を及ぼします。この悪影響が相互に長引くことで、心臓の小さな血栓は成長してしまうのだそうです。血液5ℓ(体重60キロ)は1分間で全身をめぐるので、このような悪影響が及びあうのも理解できますよね。

お勧めは「良い血流」の維持です

すでに、 『血圧が気になる方への「血管ケア」のススメ』(サイト内の記事)で、ご説明させて頂いたように、「血管内皮細胞」の健康を守るキーワードの1つが「良い血流」です。「良い血流」は、「血管内皮細胞」に良い刺激を与えます。そして、血管を健康な状態、或いは、不安定な状態から安定な状態へと回復させてくれます。もちろん、規則正しい生活や適度な運動、バランスの良い食事など、健康な体を維持しておくことはとても大切です。

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