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血圧が気になる方への「血管ケア」のススメ

ヒトが老化するのと同様に、血管も老化します。加齢と共に、血管は老いていきます。血管が老化すると、血管は伸び縮みしづらくなるので血液が上手く運べなくなります。私たちの身体を構成する37兆個の細胞は酸素や栄養がもらえなくなるので大ピンチです。

理想的な血管って?

心臓から送り出された血液は、血管自体が伸びたり縮んだりすることで全身へ運ばれていきます。血液を上手く運ぶには「血管の伸縮性」が必要なのです。

また、血液がスムーズに流れるには、血管内部に血液が通るための十分なスペースも必要です。血管内部のスペースをつくっているのが「一酸化窒素」というガスです。「一酸化窒素」が分泌されると、血管内部はプリンプリンの状態に十分にひろがるので血液は通りやすくなります。この「一酸化窒素」は、血液と直接触れている細胞(血管内皮細胞)から分泌されます。血管内皮細胞は他にもさまざまな物質を分泌して血液をうまく流すようにはたらいています。このように沢山の物質を分泌する血管内皮細胞は「体内最大の分泌器官」といわれています。

血管はなぜ老化するの?

血管内皮細胞は「悪い刺激」を受けることがあります。「悪い刺激」を受けると、血管内皮細胞の性質が変化してしまいます。この「悪い刺激」には酸化ストレスや終末糖化産物(AGEs)、低酸素状態、ウイルス、煙草の煙などがあります。これらの中の1つに「高血圧」があります。

「悪い刺激」を受けると血管内皮細胞は変化してしまいます。すると「一酸化窒素」など血液を流すための物質の分泌は低下します。逆に、血液を凝固させたり、炎症を起こしたりする物質が分泌されるようになります。この結果、血流は悪く、血管はサビやすくなります。このような状態が長く続くことで、血管は老化していきます。

血管を若く維持する秘策は?

まずは、血管を老化させる高血圧に気をつけましょう。生活上のアドバイスをご紹介します。

  • 1、食塩制限6g/日未満にしましょう。
  • 2、・野菜・果物を積極的に摂取しましょう。
      (カリウム制限が必要な腎障害のある方では、野菜・果物の積極的摂取は推奨されていません。また、肥満や糖尿病のある方でエネルギー制限が必要な場合は、果物の摂取は80kcal/日程度にとどめましょう)。
       ・飽和脂肪酸、コレステロールの摂取を控えましょう※。
       ※飽和脂肪酸はラード、バター、肉類の脂肪、チーズなどに多く含まれます。また、コレステロールは卵類や内臓類などに多く含まれます。
       ・多価不飽和脂肪酸、低脂肪乳製品は積極的に摂取しましょう。
  • 3、適正体重を維持しましょう!(BMIが 25未満)
  • 4、運動をしましょう。
      ・軽強度の有酸素運動を毎日30分、または週180分以上行いましょう。
  • 5、節酒しましょう。
  • 6、禁煙しましょう。
      参考:「日本高血圧学会高血圧診療ガイド2020作成委員会編「高血圧診療ガイド2020」p44」

血管に「圧」が加わると、「圧」に抗う仕組みが作動する

「血管内皮細胞」は内膜を構成している細胞です。血液が流れると、血液と直接触れているこの「血管内皮細胞」に「圧」が加わります。「圧」は「血管内皮細胞」を引きはがそうとします。このため「血管内皮細胞」はこの「圧」に抗うために、次のような仕組みを作動させます。この仕組みが作動することで、血管の老化が防げます。

  • ・血液の凝固を防ぐ
  • ・血液の流れを良くする
  • ・酸化ストレスを抑える

「血管ケア」のススメ

「血管内皮細胞の圧に抗う仕組み」を上手く作動させるには、良い血流から起こるリズミカルな刺激が「血管内皮細胞」に伝わることが大切です。良い刺激を受けた「血管内皮細胞」は前述の「血液を上手く流すためのさまざまな物質」を分泌します。血液と血管の好循環が生み出されることで、「血管」は若さを保つことができるようになります。

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