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皮膚トラブルと紫雲膏(しうんこう)マスクの肌荒れにも!

紫雲膏は赤紫色をした漢方の塗り薬です。その効能・効果は「ひび、あかぎれ、しもやけ、魚の目、あせも、ただれ、外傷、火傷、痔核による疼痛、肛門裂傷、湿疹・皮膚炎」と幅広く、驚きます。

私ごとですが、私の家族はこの「紫雲膏」の大ファンです。軟膏の色が洋服などに移ってしまうのが欠点ですが、幅広い皮膚トラブルに使用できて、家庭薬として大変に重宝するからです。

私のオススメの使い方をご紹介します。

  • ・指先が切れて痛むとき:絆創膏に紫雲膏を厚めに塗って貼る。

  • ・手が荒れたりカサついたりしたとき:紫雲膏を塗ってから綿手袋をする。

  • ・踵(かかと)のパックリ割れ:絆創膏に紫雲膏を厚めに塗って貼る。

  • ・マスクかぶれ:紫雲膏をかぶれが気になる部分に軽く塗る。早めの処置で悪化を防ぐことが期待できます。

紫雲膏は、江戸時代の高名な外科医、華岡青洲の創製した軟膏です。成分はゴマ油、トウキ、シコン、ミツロウ、豚脂というシンプルな組み合わせです。

軟膏の色は赤紫色で、紫(ムラサキ)という植物の根の色からきています。この根は「シコン」と呼ばれます。

「シコン」には炎症を抑える働きがあることは以前から知られていました。近年、「シコン」の主要成分である「シコニン」に炎症を抑える作用があることが明らかにされました。エヌエフカッパービー(NF-κB)とよばれる炎症において中心的な役割をしている転写因子があります。この転写因子が遺伝子DNAの一部分に結合することで、様々な炎症物質が産生されます。「シコニン」はこの転写因子の活性を抑制して炎症を抑えるということが様々な実験で実証されたのです。

紫雲膏の効能効果が幅広く、様々な肌のトラブルにも使えるのは、この炎症を抑えるという「シコニン」の働きがあってのことなのですね。

シルクリバー
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㈱和漢薬研究所の紫雲膏

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