トピック

TOP > パンデミック(世界的大流行)の終焉は新たな幕開け?~コロナ予防を考える~

パンデミック(世界的大流行)の終焉は新たな幕開け?~コロナ予防を考える~

こんな声を聞いたことがありませんか?

  • ・他の国の人たちは、マスクしないで生活しているのに、日本だけいつまでマスクがはずせないの?これって同調圧力?」
  • ・「息苦しい!マスクはずしたい!」

こんな風に思っている人は多いのではないでしょうか。


世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は2022年9月14日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)について、「まだ到達していないが、終焉が視野に入っている」とコメントを発表しています。パンデミックから丸3年、私たちはいつまでマスクを付け続けるのでしょう。身近で新型コロナに感染した人たちの声が聞こえてきて、皆一様に「無症状だった」「軽かった」などと耳にすると、一体何のためにマスクを付け続けているのか疑問になりますよね。

私たちがマスクを付ける理由

新型コロナの重症化リスクは加齢と共に高まります。なんと!90歳代ではそのリスクが80倍近く高くなると試算されています(30歳代の重症化リスクを1とした場合)。リスクは基礎疾患があれば更に高まります。なぜ、高齢者では新型コロナウイルスで重症化しやすいのでしょう? これはウイルスを攻撃するときに使われる「武器」に起因します。次に詳しくご説明します。


普通のウイルス感染でおこること

細胞内に侵入してきたウイルスは、自らのコピーを増殖させます。これに気づいた細胞は「Ⅰ型インターフェロン」を産生します。

(「・・・・・・・? えっ、Ⅰ型インターフェロン?なんのこっちゃ!」と思われた方も多いと思います。Ⅰ型インターフェロンはウイルスを攻撃する「武器」です。Ⅰ型インターフェロンが持つ力は武器としてだけでなく、周囲の細胞にウイルスの侵入を知らせる「アラームの働き」もあります。)

アラームを聞きつけた周囲の細胞は、臨戦態勢にはいります。こうしてウイルスは撃退されます。

新型コロナウイルス感染でおこること

細胞内に侵入した新型コロナウイルスは、インフルエンザのような他のウイルスのように、すぐに自らのコピーを増殖しません。その前に、ウイルスを増殖するための「コピー機」を幾つもつくります。そして、大量のウイルスを次から次へと増殖します。大量のウイルスの存在に気づいた細胞は、はじめて異常事態を察知し、あわててⅠ型インターフェロンを産生します。しかし、「時すでに遅し!」。感染は瞬く間に拡大していきます。 このように新型コロナウイルス感染では、Ⅰ型インターフェロンの産生が遅くなるので、免疫応答が出遅れてしまうのです。


高齢者の方では、困ったことに、もともとⅠ型インターフェロンが産生されにくい状態にあります。このため重症化リスクが高まるのです。武器の産生が遅れるだけでなく、武器の数がもともと少ないのですから、勝ち目が薄いワケです。


マスクの着用は「高齢者、つまり、私たちの大切なおじいちゃんやおばあちゃんを守るため」ですね。日本は世界でもトップの超高齢化社会ですから、ご高齢者を守るためにマスクを付けるのは当然といえば当然だったのですね。

パンデミック終焉の先に起こること

テドロス事務局長のご指摘のように、新型コロナの感染は今、世界的な大流行(パンデミック)から、インフルエンザのような地域的な流行(エンデミック)へと移行しつつあるようです。ある研究者によると、この移行には5~6年かかるということです。 最近では「新型コロナもインフルエンザと同じだよ」とうそぶく人がいます。本当でしょうか?専門家の試算によると、新型コロナウイルスの感染率はインフルエンザの数倍から10倍近くあるそうです。やはり新型コロナウイルスは気を付けるべき感染ですね。 2022年の夏の第7波では、コロナが死因でない高齢者の死亡、例えば循環器疾患、脳血管疾患が増えたそうです。これは医療の逼迫によって、医療へのアクセスが難しくなったことに起因するそうです 今後も続く移行期では、第7波で体験したような医療の逼迫が何度も繰り返されると予想されています。

予防について考えましょう。

ここでは3つのポイント(ワクチン、武器、生活の心得)についてご説明します。のみ薬については同サイト内「葛根湯でウイルス性のかぜ症候群に打ち勝とう!」をお読みください。

まずは、ワクチンです。ワクチンは感染しないために打つのではなく、感染しても症状を軽くするために打つのでしたよね。今後もワクチンは打っていきましょうね。


次はウイルスを攻撃する武器です。インターフェロンには幾つかの種類があります。先のⅠ型インターフェロンの他に、「Ⅱ型インターフェロン」というのがあります。このⅡ型は「インターフェロンガンマ(γ)」と呼ばれ、がんの免疫でも重要視されています。このⅡ型が産生されると、ウイルスを直接攻撃するキラーT細胞や抗体を産生するB細胞などの免疫細胞が活性化されます。必要なのは免疫力アップなのです。免疫活性があるとされるきのこ類などの食べ物や生薬製剤などをお勧めします。


最後は生活上の注意です。免疫を落とさないために次のような症状に注意しましょう。

  • □風邪をひきやすい
  • □風邪が治りにくい
  • □口内炎ができやすい
  • □肌荒れがひどい
  • □湿疹ができている
  • □傷が治りにくい
  • □便秘や下痢をしやすい
  • □体が冷えている
  • □眠れない
  • □イライラが多い

このような症状は免疫が低下した時に起こります。しかし、それだけでなく疲労 でも起こります。疲労すると免疫力も落ちますから当然ですね。 普段から疲れをため込まないようにしましょう。疲れは蓄積しますので、早い段階で取り除くようにしましょう。

シルクリバー
アカマツ
松寿仙

㈱和漢薬研究所の滋養強壮薬

しょうじゅせん

松寿仙

永命
永命

純国産タモギタケ

永命

ムラサキ
紫華栄

㈱和漢薬研究所の滋養強壮薬

しかろん

紫華栄

このページのTOPに戻る

関連記事

最新記事はこちら


サイト TOP

ご購入の方は
こちらから