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ゴースト血管とは?体の中から健康になる生活習慣

ゴースト血管とは?体の中から健康になる生活習慣

私たちの体には、長さをすべて合わせると約10万kmにもなる血管が張りめぐらされています。そのうち約99%を占めるのが毛細血管です。動脈が「高速道路」だとすれば、毛細血管は各家庭に荷物を届ける「細い路地」。酸素や栄養、ホルモンを細胞へ届け、二酸化炭素や老廃物を回収する“荷下ろしの現場”です。

実は、私たちの細胞は「組織液」という液体の中で生きています。この塩分濃度は、進化の過程で約4億年前の海水に近い環境を体内に保っていると考えられています。つまり、細胞は体の中に再現された“小さな海”で暮らしており、その環境を守っているのが毛細血管なのです。

ゴースト血管とは何か

加齢や生活習慣の乱れによって、毛細血管は減少したり、血液が流れにくくなったりします。血液が流れなくなり、形だけ残った毛細血管は「ゴースト血管」と呼ばれます。こうなると、細胞に十分な酸素や栄養が届かず、老廃物も回収されにくくなります。

2018年放送のNHKスペシャル「ゴースト血管が危ない」では、毛細血管の減少がさまざまな病気と関連する可能性が紹介されました。

https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0009050897_00000

また、ある研究では、アルツハイマー病患者の大脳皮質では、毛細血管の密度が低下していることが報告されています(Kitaguchi H, et al. Capillary beds are decreased in Alzheimer's disease, but not in Binswanger's disease. Neurosci Lett. 2007;417(2):128-131.)

毛細血管と炎症の関係

毛細血管の働きが弱まると、細胞内に“老廃物(ゴミ)”がたまりやすくなります。ゴミが増えると炎症が起こり、周囲の細胞にもダメージが広がります(https://www.shojusen.jp/post35/)。炎症は、老化、動脈硬化、糖尿病、認知症など多くの生活習慣病の共通基盤と考えられています。

つまり、毛細血管は単なる「細い血管」ではなく、体全体の健康を左右する重要なインフラなのです。

毛細血管を守る生活習慣

では、私たちにできることは何でしょうか。

第一に、よく体を動かすことです。イタリアの地中海食発祥の地の一つで、100歳近い高齢者が多い地域として知られているチレント地域を対象とした「Cilento on Aging Outcomes Study」では、アッチャローリという南部の街に住む90歳を超える高齢者の微小循環が良好だったことが報告されています。そして、これが健康長寿につながると考えられています。

第二に、バランスのよい食事。野菜や魚、肉などバランスのよい食事を摂ることで、血管内皮細胞を守る抗酸化物質や栄養素を補えます。

第三に、十分な睡眠。睡眠中には血管や細胞の修復が進みます。慢性的な睡眠不足は炎症を高めることが知られています。

未来の健康は毛細血管から

「アンチエイジング」というと特別なことのように感じますが、本質は毛細血管を守り、細胞を元気に保つことです。毛細血管は目に見えない存在ですが、私たちの命を支える最前線です。今日からできるだけ体を動かし、血流を意識することで、将来の健康を守る第一歩につなげましょう。

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