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~女性特有のトラブル~道症みちしょう

~女性特有のトラブル~

「月経不順で体調がすぐれない」、「急にのぼせる」、「火照ほてって汗がひかない」、「何でもないことでイライラする」、更年期かしら…。
「ちょっとしたことでイライラして怒ってしまう」、「だるい」、「抑うつ気分」、生理前だからかな…。

これらの症状、仕方がないと思って我慢していませんか。

漢方では、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性ホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことを“血の道症”といいます。
皆さんの感じている症状、それは血の道症かもしれません。

では、血の道症はどのように起こるのでしょう。漢方医学では、人の身体はけつすいという3つの要素から構成されており、健康な状態では、これらが上手にバランスを取り身体をめぐっていると考えます。 “気”は何らかの機能をもった目に見えないエネルギー、“血”は生体をめぐる赤色の液体(血液)、“水”は生体を潤す透明な液体(血液以外の水分、主に体液)を表します。

これらの3つの要素のうち1つでも過不足や停滞を生ずると、身体や精神に様々な不調が起こります。“血の道症”は、このうち“血”の巡りが悪くなること(これを“瘀血おけつ”と言います)で起こる症状です。この “瘀血”という状態は女性では特に、月経や排卵などの月経周期に伴って出現あるいは増悪しやすいのです。また、“瘀血”が起こると“気”の流れも悪くなってイライラや不安などの精神症状が現れたり、“水”(水分)が滞って体がむくんだりというような不調が引き起こされます。血の道症を改善するためには、この「気」・「血」・「水」を正常な状態に整えることが大切です。

市販されている香蘇散の製剤には、血の道症に使えるものがあります。

ウォーターめろん
(薬剤師)
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