※第十八改正日本薬局方の生薬総則に収載されている生薬は【局】のマークをつけております。
【カ行】ゲンノショウコ
- 生薬名:
- 現の証拠(ゲンノショウコ)【局】

原植物と薬用部位:現の証拠(ゲンノショウコ)の地上部
主成分:葉に20%のタンニンを含み、その主成分はゲラニインである。
用途:大腸炎などによる下痢止め、健胃整腸剤に用いられるほか、腫れ物、しもやけの洗浄用とし、浴湯用にもする。また、冷え性、高血圧予防にも用いられる。短く煎じると緩下薬になり、便秘にも応用される。
別名:フウロソウ

<松ちゃんから一言>
昔から下痢止めの薬草として有名で、「煎じて飲めばまたたく間に下痢が止まる」の意味で「現の証拠」と名付けられたんだよ。