※第十八改正日本薬局方の生薬総則に収載されている生薬は【局】のマークをつけております。
【カ行】コウボク
- 生薬名:
- 厚朴(コウボク)【局】

原植物と薬用部位:ホオノキの樹皮
主成分:セスキテルペン(β-eudesmol,caryophyllene),セスキテルペン(caryophyllene),アルカロイド(magnocurarine, magnoflorine), フェニルプロパノイド(magnolol, honokiol)
用途:健胃消化薬、瀉下薬、鎮咳去痰薬などの処方に配合される。
別名:ホオノキ

<松ちゃんから一言>
ホオノキの樹皮や葉には、昆虫などから自らを守るために殺菌成分が含まれているのだけど、それを利用して「朴葉味噌」や「朴葉餅」など郷土料理にホオノキの葉が用いられることが多いんだって。