【橋本竹二郎先生と和漢薬研究所】
橋本竹二郎先生は、「日本の植物学の父」である牧野富太郎先生とも親交があった生薬栽培研究者で、和漢薬研究所の顧問として弊社の薬用植物園の生育指導等をされておりました。 先生が残された薬草絵を「薬草絵図鑑」として、皆様に披露させていただきます。
※第十八改正日本薬局方の生薬総則に収載されている生薬は【局】のマークをつけております。
【サ行】ジオウ
- 生薬名:
- 地黄(ジオウ)【局】
原植物と薬用部位：[乾地黄]アカヤジオウ・カイケイジオウの根を乾燥させたもの、[熟地黄]アカヤジオウ・カイケイジオウの根を蒸して乾燥させたもの
主成分：イリドイド化合物（カタルポールなど）、マンニトール、アミノ酸、ショ糖など
用途：保健強壮薬、尿路疾患用薬、皮膚疾患用薬、婦人薬とみなされる処方などに配合されている。
別名：サオヒメ
＜松ちゃんから一言＞
ジオウの根を水に浸して、その中で沈むものが生薬の「地黄」なんだよ。