※第十八改正日本薬局方の生薬総則に収載されている生薬は【局】のマークをつけております。
【カ行】ケンゴシ
- 生薬名:
- 牽牛子(ケンゴシ)【局】

原植物と薬用部位:朝顔(アサガオ)の種子
主成分:樹脂配糖体(ファルビチン)、脂肪油など
用途:利尿、殺虫をかねた峻下剤、緩下剤として下半身の水腫、尿閉症などに用いられる。
※峻下剤:小腸に働き、下剤の中でも作用が強い。

<松ちゃんから一言>
牽牛子の「牽牛」の名は、花の咲く時期が七夕の頃で牽牛星(けんぎゅうせい:わし座のアルタイル)と織女星(しょくじょせい:こと座のベガ)の現れる頃だからという説があるよ。